2013年05月27日

20130512 酒田市立資料館(酒田市一番町)

DSCF2985t.jpg酒田駅からテレテレ歩いて15分ほど。
県道353号線に面する公園の横にあります。

展示室は1Fと2Fに1室づつ、それぞれコの字型をしていて、真中の開いた部分を階段が貫いています。
展示としては、1Fが企画展と常設展、2Fが常設展となっており、それぞれ、大きい部屋ではないんで、展示物は限られてますかね。

まずは、正面の階段を上がり(大凧が吊るされてます)、2Fから。
上がった右手が、先史時代となります。
土器類が10点ほど。
特にこれと言って・・・弥生式土器の「蓋」が目を引くくらいですかね。
後は、山形唯一の離島「飛島」の遺跡説明が興味を引きます。
縄文の遺跡は各時代区分分そろってるそうですが、その次は、平安まで飛ぶらしい。
へえ、途中が抜けてるんだ。
一度行ってみたいんだけどなあ。

平安に入ると、がぜん、おっつと思うものが出てきます。
流石は、城輪柵の所在地。
平安後期の将棋の駒。実物を見れるとは思わなかった。
駒の兵種は「兵」・・・・軍人将棋で言うところの「歩兵」でしょうか。
軍人将棋マニアの人なら見ておきたいところ。

階段正面は、中世から近世。
江戸期に入っても、なかなか面白いものがあります。
鳥海山3D模型・・・和紙製。
オリジナルは、鳥海山山頂の境争いの際、幕府に提出するために作られ、ここで展示してある物は、判決後に作られた写し(それでも1704年製)だうです(噴火前でいまと山容が違う)。
・・・ジオラマ・・・いや。
また、庄内藩主酒井家が幕府から領地替えを命じられた際に、領民が幕府に訴えかけて中止させた事があるそうで、それの絵巻が面白い。
一部だけの展示ですが全部見たいなあ。
藩の商人が寄り集まって相談する所なんて、説明無しだと、悪だくみの図にしか見えない。

2Fの左側1/3は、近代以降の地元の偉人。うーんそれほどでも。

あと、少しだけある民具の中では、「ケンダン」という藁製の正月飾りが目を引きます。
今回展示してあったのは、蛾の形。他にツツガムシ(めでたい?)や女陰型があるらしい。

さて、1F。
今回の企画展は、「市立資料館館蔵品展〜酒田の書画・工芸品〜」。
まあ、ほどほど。。。でもない。
一覧に大川周明の書がある。見逃した。orz.
で、1Fの常設展は、階段と壁の間のせまい中に、昭和51年の大火事を中心にした展示です。
「忘れるな!昭和51年10月29日」・・・10.29。

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入館料比では、結構楽しめたかな。
図録がカラーで何冊かあるんですが、ページ数の割には高めかなあ。
フルカラーの薄い本なみ。
まあ、気にいったのがあれば。

公式:http://www.city.sakata.lg.jp/ou/kyoiku/shakaikyoiku/bunkazai/180602.html

2013年01月13日

20121216 歴史民俗館(つやま自然のふしぎ館付設、津山市山下)

DSCF2756t.jpg(つやま自然のふしぎ館付設の施設ですが、入場料が別なんで、独立した項目とします。)

自然のふしぎ館同様、圧倒的物量で押されると(2館続けては精神的に)厳しいなぁ。と、思ったんですが、まあ、入ってみます。
建物は、自然のふしぎ館から独立していて、道路を挟んだ向かい側。
昭和元年竣工のイオニア形式の堂々とした建物で、登録有形文化財となっています。
建物名称は、「森本慶三記念館」。森本氏は、明治から昭和中期の方で、この建物の施主。

さて、民俗館は、この2階。
階段を上がり展示室に入ると、「え?礼拝堂?」。
この建物は、森本氏が、「津山基督教図書館」として作ったもので、展示ホールは、元々講堂だったそうです(そのため、室内が礼拝堂っぽい作りになってる)。

で、展示物は、「自然のふしぎ館」とは異なり、至ってミニマム。
津山藩の御用商人であった森本家所有の品々をメインに、慶三氏の業績を合わせて展示しています。
流石に、栄えた商家だけあって、調度品も豪華で、藩からの拝領品も多くあります。
私的には、明治初めにこの家の女性の所有品だった、押絵の道具が興味深いかな。
あと、江戸時代は、蚊帳って賃貸だったんだ。へえ。

こちらは、時間があれば見ても良いかな位ですかね。

津山瓦版様の該当ページ
http://www.e-tsuyama.com/kankou/check/minzoku/index.html

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磁器のもかなりの数展示して有りますが、自然のふしぎ館同様ラべリングが・・・。
天平時代の磁器(メモなくしたんで、時代はうろ覚え)の説明トップに「珍品」はないわ。
商店街の骨董屋じゃあるまいし。

2013年01月11日

20121216 つやま自然のふしぎ館(津山科学教育博物館、津山市山下)

津山郷土博物館の隣(道路からは間に観光センターの建物があるように見える)、鶴山公園(津山城跡)への入口脇に建っています(津山駅からだと、こちらの方が手前)。
見学後調べると、珍スポットとしては、相当有名らしい。
初めて津山に来た時は、時間が無かったのと、なんとなく漂う場末の観光地的オーラでパス(改装前の大阪城的雰囲気)。
剥製が多いと案内に書かれているのもいまいち。
でも、今回は意を決して入ってみます。

ここも郷土博物館と同じ3階建て。
さて、建物内に入るといきなりシロクマの剥製がお出迎え!。触ってみろと。
鹿児島の博物館でも触れたなあ。短期間で2回もか。

そこを過ぎると、第1室。壁のケースには剥製群。えっ、金糸猴!。これは、多分珍しい。ゴリラもいる。
いきなり目玉を持ってきたか(今思えば甘かった)。
反対側のケースには、化石類。ふむ。
ここには、小さな休憩スペースがあり、高校生位の男の子たちが5人ほど、かなりの大声で話してる。ううう、場末感が。

第2室「人体の神秘」として、解剖模型・・・苦手。
奇形家畜の標本・・・。場末ー。
で、ここには、さらに衝撃的なものが(後述)。

第3室。貝の展示。ああ、なごむ・・・いや、圧倒的量が。
なんか、なごまない、と言うか、そろそろ、ここがコレクターによって作られた博物館なんじゃないかと勘づきはじめる。
レベルは違うが、同じコレクター同士、分かりあう部分もあれば、ジャンルが違うための落ち着きのなさがある。
ここは、他人のテリトリーだ。って感じ。

あと、気付いたのは、考証/配置の甘さ。
貝は、ちゃんと名称が書かれ、グルーピングされているんだけど、なんかおかしい。
「陸生の貝」と書いてあるコーナー、上段は確かにそうなんだけど、途中から境目無しに水生の貝が混ざってくる(素人目にも、陸で暮らすのは無理だと分かるもの)。

ここでの収穫は、ライム色の「ゾウゲツノガイ」が綺麗だってこと(「陸生の貝」コーナーの下段にある)。

4室目は、虫。フォルモ蝶の綺麗。でも、大きい蝶の分、胴体もでかいな。
蝶の展示で限界。その先の茶色い何かの手前で、踵を返す。

次の部屋からは2階へ。
ここから、怒涛の剥製群が。
圧倒的だよ。1室目が目玉だと思った俺が甘かった。
レッドデータ上位クラスがわらわらと。
ワシントン条約発効前に掻き集めたらしい(1963年開館)。
剥製とはいえ、この量を見るのは、よほど高名な博物館に行かないと無理だろう。
公式HPの画像では、ちゃっちく見えるけど、実際は、結構迫力がある。
シロクマ(入口の子の父親)と、ゾウアザラシが立ち上がって対峙している構図とか。
まあ他では、見られない。
その他も色々興味深い。

象の足の剥製。足が一本、3、40cm分だけ剥製にされ、上に蓋がついてる。うーん。

また、説明書きについて、ワープロ印字のも有るんですが、手書きも多い。
訂正は取り消し線引いて、その横に手書き。
場末感がぬぐえん。

(途中略)
で、第10室は魚類室。
ようやく、わが身の世界。扉を開けて入る。
えっ、各種ワニの剥製が。これは貴重。
だが、魚は?
ちょっとだけ有ったけど、大半が爬虫類/両生類。
ええー。部屋前の室名と違う(webでは、爬虫類/両生類室になってる)。
ただ、ここにもすごいモノが。
鯉を飲みこんで窒息死した大山椒魚のホルマリン漬け。
口から、鯉の一部が出ている。
もう、何が何だか。

気づけば圧倒されていた。
2階あたりはちょっと入り組んだ部屋構造のため、変なダンジョン感もありで、なかなか楽しめました。
単館で入るには、ちょっとお高めの入場券(700円)なんですが、他の博物館、城の公園の券とセットで買うと2割引き。
半世紀上前の剥製群を維持する所のお値段としては、お安い。
まあ、行くのが良いでしょう。
苦手な展示は、つっきれ。

さて、この展示内容全体を見て、第2室「人体の神秘」で見たものを考えてみる。
この博物館の創設者自らの解剖標本・・・。
脳や肺などのパーツが、遺言状とともに展示されています。
ああ、キレイ事を並べてますが・・・異常なコレクター魂とみて差し支えないかと。
偉大だ。

あと、写真は自由に撮って良い様なんで、気に行ったのが有れば(ガラスケースの反射がなあ)。

公式:http://www.fushigikan.jp/
中段の「ふしぎ館入口」から

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途中に掲示してあったヒグマについての報告書(学術書からのコピー?)。
ヒグマの胃を開いたものがあった。
中には、人間の子供の足・・・・見なきゃよかった。

2013年01月09日

20121216 津山郷土博物館(津山市山下)

DSCF2752t.jpg津山城(鶴山公園)眼下、即売会会場の隣にあります。
建物は昭和八年竣工の旧津山市庁舎(三階建て)を利用し、小ぶりながら堂々としたもの(登録有形文化財)。
アールデコを取り入れた、昔の官庁らしい感じ。

1F:エントランスの奥には、大理石の階段(踊り場で左右に分かれ、2Fに至る)が見えます。
展示室は、この階段を囲む形となり、階段手前、左手の扉を入った先には、津山で発掘された海生生物の化石類の展示コーナー。
ここでは、パレオパラドキシアというカバっぽい哺乳類の骨格復元模型がメインの様です。
階段の裏に当たる部分は、先史時代の出土品。
そして、右側が古墳時代となります。
古墳時代の出土品では、美作国特産の亀甲型陶棺がごろごと。
多くの足がついてる棺で、蓋の部分は丸みを帯びてます。
・・・いも虫。ぞわわわ。
いや、王蟲の子か。
で、エントランスに戻り、2Fへ

2F:左側には、古代の美作国関係。
目を引くのは中央にある国府出土の井戸を復元した模型(実物大?)。へえ、これは面白い。
あとは、製鉄関連。
階段後ろの部分は、中世資料。
右側は、近世資料となります(中央に大きな津山城復元模型)。
中央の階段は2Fまでで、3Fには右側の階段を上ります。

3F:上った先(右側)には、近世の民衆の生活関連。
反対の左側は、近代資料となります。
中央は天井の高いホール。
このホールを囲むように壁に近世・近代の美術品。
さらに中央には津山藩主の乗り物(籠)が、ででんと置かれています。
ホールの立派さと合わせて、「大円団」な感じ。

で、右側の階段を1Fまで一気に下りると、亀甲型陶棺の部屋に。

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そんなに大きな博物館ではないため、展示品は限られていますが、陶棺と国府の井戸で十分面白いかな。
津山城や他の博物館とセットの券だと、2割引きなんで、観光ならまず行っても良いでしょう。

公式:http://www.tsu-haku.jp/

右側階段には、トイレがあるのですが、このドアが、なんか不釣り合いに大きい。
ちょっと、「えっ?」と思った(男子側だけみたい)。

2012年11月20日

20121111 鹿児島県立博物館(鹿児島県鹿児島市城山町)

鶴丸城眼下、照国神社前の十字路に、角の部分を入口として建っています。
建物は、昭和二(1927)年竣工(なんで、古めの建物)で、元は九州初の鉄筋コンクリート造の図書館として作られたそうで、登録有形文化財です。
人文系は別の施設があるためか、ここは自然史系博物館。

1Fは特別展示室と数種の生きた生物の展示。

2Fはジオラマを多用して、鹿児島の自然を紹介しています。
奄美、桜島。山から海といろんなものがあるねえ。
アマミノクロウサギはでかいネズミにしか見えない。
この階には、展示品に触れても良いコーナーがあって、いろんな蟹の標本やシロクマの剥製があります。
動物の剥製を触っていいのは珍しいし、シロクマ触っていいのは初めて見るなあ。
天文館名物がシロクマだから???

3Fは、農水産物と人間の関わりの展示。
私としては、巨大系作物の展示が面白かった(桜島大根、文旦など)。
あと、200年前の資料にある桜島大根は、細長い形で描かれているっていうのが興味深い。

別館にはプラネタリウムと化石系展示らしいですが、今回は時間切れでパス。

2F,3Fは、ジオラマが凝ってるいるんだけど、古いものと新しいものが混在していて、統一感がないなあ。
奄美の森の再現とか素晴らしい出来なんだけど。
古いものは色々あらがでて来ていて、ちょっと残念。
あと、魚の剥製がテカテカ過ぎて頂けない(でかいピラルクーとかすごいんだけどなあ)。
でも、見ごたえは有りました。
無料(プラネタリウムのみ有料)でこの内容なら、お得かなあ。

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さて、今回は1Fでは、特別企画展として「大隅の自然」(〜12/02)が開催されていました。
一室での展示なんで、そう多くの展示物は無いですが、岩石から生物、宇宙基地まで幅広い。
私が目を引かれたのは数十年ぶりに生存が確認された陸生の小さな貝の標本。

また、博物館入口では、大隅半島の温泉水(8か所分位あった)を飲料用にボトリングしたものの試飲ができました。
飲料用に加工されたためか、温泉独特の飲みづらさは無く、順に飲むと(味覚音痴の私でも)それなりに違いが感じられ、面白かった。
で、これら水のパッケージ方法には3種類位あります。
宅配用?の段ボール箱に入り、蛇口の付いたものがほとんどで、その中に蛇口の異なるものが2種類。
それに、厚手のビニール袋(詰め替え用シャンプーの袋のような)入りのものが1種。
ボトリングメーカの違いなんだろう。
後で、気がついたんだけど、メーカによる風味の違いってあったんだろうか?
この視点で、飲み比べればよかった。

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流石に観光地域にある県名を頂く博物館。
受付の対応とかすごく良いです。警備員さんとてえらくフレンドリー。
帰りに受付のお姉さんに火山灰の入った小袋を来館記念にもらいました。

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博物館裏手に、旧「考古資料館」がある。明治十六(1883)年竣工。
趣いのある建物なんだけど、使われていない(?)ためか、えらく汚れていた。
これは、手を入れてちゃんと見せてほしいなあ。

公式
http://www.pref.kagoshima.jp/hakubutsukan/

2012年04月27日

20120219 「従是南 高遠領」(元)境界杭(伊那市伊那山寺八幡町)

DSCF1870t.jpgDSCF1872t.jpg会場だった「きたっせ」駐車場の一角に移築されていた。
高遠藩の境界を示す江戸時代の境界杭。
元々は檜の一尺角材だったそうだが、経費削減(?)のため石材になったという。
本来は、鳥居原というところにあったとされるが、確定は出来ない様だ。

明治二(1869)年の版籍奉還後、効力を失い、寺の土台に転用。
さらに寺の火災後、文化財に昇格して保存されていたが、きたっせ建設時に移築と、流転の時代を過されました。

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なかなか質実剛健な感じのする石碑。
正面の中央に走る線は、寺の土台時代のものか?
せっかくだから、ちょっと触ってみよう。

2012年04月02日

20111127 妙義山古墳跡(松本市浅間温泉)

即売会の参加中、松本市郊外も載っている観光案内を見ていた。
山裾に沿った道がある。名前が付いてる。「やまべのみち」(案内図を無くしたので記憶だが、こんな感じの名前)

ここを歩いて帰ろう!!
・・・良い子はマネしてはだめだ。

野球場の裏を通る。
「妙義山古墳跡案内図」が・・・。
「古墳」で「跡」・・・引っかかるものがある。
何も無いってことか?
案内図上、墳墓は3基あるようだ。
しかし、道は、いきなり登り坂。
案内図上の距離は、500m位か。
でも、登り坂だぞ。
荷物重いぞ。
靴は、スウェードのカジュアルで、底はつるつるだぞ。

「うっしゃー。登んぞ〜!!」
登り坂の脇は、お寺。真直ぐ登ると墓地に当たりますが、墓地手前で曲がり、細い舗装の無い道に入ります。
民家との境なんで、この民家の道の様にも見えますが。
枯葉の積もった坂を上ります。滑ると横の崖を真っ逆様。
帰りの下りが厳しそう。
反対側の横は、10数基の古いお墓。暗くなってからここ通るのヤダ。
坂自体は、勾配はあるものの、距離は思ったほど有りません。
背中の荷物が無ければ楽勝です。

DSCF1332t.jpg息を切らせ、言葉にならない声を」出しながら平坦な場所へ。高さは出発地から20mくらいかなあ(体感)。
雑木林の中を進みます。
途中に3m四方の大きな穴。深さも1mちょっと有りそう。
角が直角だから、人為的な穴ですね。何のためだろう?
落ちると厄介そうなので、ヘリを恐々進みます。

少し詳しい説明板。横には「妙義山古墳跡」と彫られた青い石の綺麗な石柱が・・・倒れてます。
一号墳は、直径20mの円墳で土師器片が出土。そんなに古くは無さそう。
二号墳は、直径10mの円墳で遺骨、金環、玉、直刀、馬具が出土。7世紀。
三号墳は、直径15mの円墳で火葬した骨片が出土。新しめ。
案内板が無いとわからない位ではありますが。
なお、明治末まで、ここには妙義山神社があったそうです。

DSCF1336t.jpg山の突き出した部分にありますので、周囲の町が見下ろせる場所。
直接ここに葬られているので、ちょっと違いますが、イメージ的には、民俗学の本に描かれている死者の魂が徐々に裏山に登っていく図ですかねえ。
登って行った魂は、他の祖先の魂と混ざり合い、落ち武者の形をとって、村を見降ろしながら、村で猟奇殺人が起きるたびに高笑いをするという・・・。

ええ、何とか帰りも無事おりましたとも。
背中に在庫を背負って無くて、何も無くても平気ならば是非。

DSCF1333t.jpg何も言うなよ。浅間温泉の街に帰りバスに乗るよ。

写真上から、一号墳(?)、二号墳、三号墳


國學院大學学術フロンティア構想 様
W.信濃浅間古墳(桜ヶ丘古墳・妙義山古墳群ほか)編
(PDFです。)
www2.kokugakuin.ac.jp/frontier/publication/ob1-9.pdf

2012年03月26日

20120304 横須賀市自然・人文博物館(横須賀市深田台)

即売会会場と同じ敷地にある総合博物館。
市立の博物館としては、かなり大きな部類で、館内は、自然博物館と人文博物館に分かれています。
久し振りの見学。
即売会会場から一段近いのは、自然博物館の2F(ここが正面入り口になる)。
入るとまず、ナウマンゾウの骨格標本。そして、地形としての三浦半島の解説。
小階段で下がった部分には、三浦半島の森、海岸のジオラマがあり、大きく、奥行きがあるように作られています。
1Fの展示は、各種生物標本。
綺麗な貝の標本と魚の標本が目につきます。
魚類の標本展示は、個別に整然とではなく、大きなシノノメサカタザメを中心に色々な魚の剥製が取り囲んでいるようになっています。
面白い展示方法。
難を言えば、標本の発色が良すぎて、作り物っぽ過ぎるところかな。
シーラカンスのレプリカ剥製があるのもなあ(マリンパークがらみだろうけど)。
深海の生物や発光生物の展示もまあ、面白い。コンセプトが良いから、最新技術で作るともっと良くなるとは思うが。

・・・アオダイショウのレプリカ剥製。ネズミを呑み込む様に作ってある。エグい。

廊下を進んで、人文博物館へ(2Fからでも行ける)。
こちらの1Fは、古代から中世まで。
目玉は、琴を弾く埴輪(弾琴男子椅座像)だとは思う。
が、縄文人の等身大ジオラマが・・・。海で魚介類を獲る家族。
父親が、海に入り銛で魚を突く。母親は、岩場で四つん這い(ここ重要)になり、貝を獲る。それを見ている男の子。
海の中は、魚も細かく作り込まれている。

家族、裸だ。
説明には、「縄文人は、衣服を着ていました。でも、どんなのか分かんないから、ここでは裸で」(意訳)と。
母親の胸は、確認。
四つん這い・・・こちらがしゃがめば、もっと見えるかも。
出来るか!!。
たちの悪い展示だなと、苦笑い。周りに他の人がいないか、確認しちまった。
学校の見学で来た小学生とか、おおはしゃぎの様な気がする。
(下のURLの「展示室から探す」で見られるよ。)
2Fは、近世から近代にかけて。
人々の生活から、ペリー、近代産業の勃興を扱ってます。

さて、3Fは特別展示室。
この時は、「三浦半島の干潟」という展示。
九州などの干潟の生物標本もあり、小展示ながら面白かった。
これ用の教材ビデオも作ってるし、力はいってるなあ。

全体に、若干古めながらも、着目点が斬新なため、なかなか見せてくれる博物館でした。
これが無料とは。太っ腹。

公式:
http://www.museum.yokosuka.kanagawa.jp/

2012年03月23日

20111220 旧坂東家住宅見沼くらしっく館(さいたま市見沼区片柳)

市指定文化財「旧坂東家住宅」が、ででーんと一棟。
坂東家は、徳川吉宗の時代にこの地(加田屋新田)を開拓した名主の家です(三代目、助右衛門尚常。ただ、初代もここの開拓を試みている)。
ここで展示されている屋敷は、十代目助次郎が安政四年(1857)年に建てました。
この博物館は、生きている民家をテーマにしているそうで、この屋敷を使った様々なイベントを実施しているようです。

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DSCF1519t.jpg今まで見た古民家の展示は、数棟を一箇所に集めた所の方が多かったんで、ちょっと拍子抜け。
一棟だけ(管理棟が別にあるが)で、あとは広ろめの前庭で構成されています。

建物には自由に入ってよいため、中に入ると、ん?良い匂いがする。えらく懐かしい。
えええ?囲炉裏に火が入ってる。
Living MINKA・・・確かにな。こんな展示初めて見た。
煙が屋敷の中に行き渡り、何とも独特な匂いになってます。
私の子供のころ行った、母方のお爺さん家の匂いだ(こんなでかい家では無かったが)。
火の入った囲炉裏をちょっと眺めてから(危険が無いようにそれなりの改造は入っている)、屋敷の中に上がりました。
数部屋見られるようになっていて、少しだけ展示品があります。
一分銀398枚が入った土瓶が埋められていたそうで、その土瓶と一分銀が目につきました。
安政四年(1857)年(建てた時)に埋められ、平成五年に発掘されたそうです。
目玉はこれくらい。
室内展示で難を言えば、竃の照明が竃神の辺りの一ヶ所にあり、割と強めなことかな。紙垂がキレイに撮れない。

屋外では、野菜類が干されてました。
年明けの七草がゆの集いにでも使うんでしょうか。
外で干すのは、リスキーな気もするが。

まあ、なにか興味のあるイベントがあれば、また行ってもいいかなあ。

http://www.city.saitama.jp/www/contents/1047015868646/index.html

2012年02月13日

20111029 札幌市埋蔵文化財センター/埋蔵文化財展示室(札幌市)

札幌市中央図書館(かなり大きい図書館)に併設されています。
市電の「中央図書館前」電停を降りればすぐと、アクセスも簡単。

図書館に併設されていますから、展示施設としては簡単なものかなぁ(無料だし)。と、思って訪ねたのですが、いや、かなり立派なもので・・・。

単館の博物館などにはかないませんが、コンパクトのまとめた展示と、見せ方・見やすさは、かなり洗練されていた様に感じます。

展示内容は、まずは、市内の遺跡調査の歩みを先人の努力と共に紹介。
次に「サケをとるむら」として、続縄文時代の遺跡の復元ジオラマを中心にサケにフォーカスした展示。
後は、農耕・暮らし、埋蔵文化財センターの仕事の紹介などのコーナーが続きます。

ここでは、「サケをとるむら」のジオラマが出色。
川を登る大量の鮭とそれをとる続縄文人。
ジオラマでは、鮭を獲る男、それを加工する女などが生き生きと表現されています。
輪になって、鮭を加工する女たちの中には、そっくりかえって笑う子供(もしくは、若い女)などがいて楽しげな感じ。

で、このジオラマの側面の枠は、透明のアクリル。
川もこのアクリルで切られた様になっています。
・・・川には、大量の鮭。
輪切りになってる鮭も造られている。赤い断面がアクリル板に・・・痛たたた(ちょっと、吹いた)。

もちろん、土器類も素晴らしい。板状の大型土偶の不気味さときたら。

あと、札幌市の遺跡分布図。札幌駅の一部って遺跡にかかってるんだ・・・。

札幌市役所:さっぽろの遺跡(埋蔵文化財センター)
http://www.city.sapporo.jp/kankobunka/maibun/index.html

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この展示室の横には、図書館資料の展示室もある。
私が行った時は、戦前の千島列島各島の絵ハガキ展(かなりの量だった)。

各島の特徴的な物を紹介した絵ハガキは、なかなか面白い。
狐の養殖についての絵ハガキが、特に面白かったかな(複数の島の絵ハガキに写されています)。
・メス犬の乳を吸う子狐かわいい(大きくなったら毛皮)
・檻内の小屋(大き目の犬小屋)の屋根の上に立つ狐(もうすぐ毛皮)
・母狐の乳を吸う子狐かわいい(毛皮&毛皮)

2011年12月23日

町民ギャラリー「うま倶楽部」(日高郡新ひだか町静内御幸町)

ショッピングセンターの2階にある。
即売会の会場と同じところ。
エスカレータで上がると、正面に競馬のゲートが見えます。
これが入口。

最初は、馬の本場、モンゴルの展示。
正面に、モンゴルの民族衣装を着たマネキンが座った状態で展示してあるのですが、ここで興味を引くのは、警告文。
以前、マネキンと同じ台座に上がり写真を撮った人がいたようで、監視カメラの画像と共に警告されてます。
いや、展示自体も面白いんですが。

後は、競馬関係・・・ここは、あんまり。
昭和初期の「新冠御料牧場」のジオラマが面白いくらいかな。

まあ、競馬好きなら。

今回行った時は、特別展示として、アイヌの人が使う植物の展示があり、これは興味深かった。

http://www1.ocn.ne.jp/~sibchari/uma.html

新ひだか町静内郷土館(日高郡新ひだか町静内古川町)

2階建ての良くある普通の郷土資料館のように見えたんで、舐めて掛ってました。
この規模にしては、資料的に濃い目。
展示は2階のみ。
階段を上がると、定番のヒグマ、エゾシカ、その他、小動物のはく製。
この町は、海もあるので、海獣の類。
子エゾシカかわいい。
海獣は、種類によるなあ。

展示室に入ると、右手に土器がズラリと。
ああここ、標識土器の「静内中野式土器」が出土してるんだ。
漆塗の櫛も色がきれい。

奥には、当地に開拓に入った稲田家の資料類が有ります。
ここでは「庚午事変」と呼ばれる幕末の淡路島で起きた騒動(漢字四文字だと大げさに見えるな)の説明が眼を引きます(稲田家目線で書かれてます)。
阿波の「蜂須賀家」と家臣である淡路島城代「稲田家」の内紛。これで、徳島県は、淡路島を失ったそうです(詳しくは、静内神社の所にリンクを張った、「新ひだか町の歴史・アイヌ関連」様参照)。

後は、化石(きれいなアンモナイトがあった)やら、近現代資料とか。
まあ、どこかで見たこと有るものばかりだから、さらっと流せば・・・。
ん?見たことないものが有る。
「タコ足式直播器」。
北海道は、寒さのため、苗代が作れなかったらしい(今は改良されてる)。
それで、水田に直に種もみを播いたそうだ。
そのための装置。
種もみを播くための管が、タコの足の様に何本も出ている。
いろんなものが考えられたんだなあ。

公式
http://www1.ocn.ne.jp/~sibchari/shizunai.html

こっちの方が写真豊富
http://shinhidaka.com/sisetu/rekisi/kyoudo/kan.html

2011年12月21日

車塚古墳(防府市車塚町)

DSCF0990t.jpg防府市指定史跡

6Cの前方後円墳。典型的鍵穴型。
築造時は、長さ60m、高さ6m程度あったようです。
ただ、現在は、神社の建立時に、くびれから方墳部が大きく削られています(案内板には後円部からくびれと書いてあったけど、方墳部の方が酷く削られている気がする)。

佐波地域で現存する前方後円墳としては、最大。佐波川水系全域を支配した首長の墓と考えられるそうです。

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DSCF1001t.jpg神社入り口に防府市教育委員会の案内板が実測図付きで建っている(上の文はそれに拠った)。
古墳前にも案内板が有って、
「国津姫の命(又は神夏磯姫の命)海の神様(市寸島比売命)の墓で全国的に車形の塚は余り存在せず。」
神夏磯姫はルビあり「かんなしひめ」か「かんないひめ」と呼ばせています(4文字目の所の写真、フェンスと被って文字が一部しか見えない。いつ頃、誰がこの名前を引きずり出してきたんだろう?)。
DSCF0993t.jpgああ、石室の中から見てるあの方ですよ。

そんなことより、いつ作った説明板か書いてないんですが、「余り存在せず」・・・ざらに見てきたきがする。
教育委員会側の説明板は「全国的に車塚と呼ばれる前方後円墳が数多く存在している」と。
統一した方が良いって。
国津姫の命のとこは、もう少し突っ込んで欲しいけど。

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DSCF0994t.jpgさて、この古墳。
上まで登れるようになっています。
一部危険なため、ロープが張ってはありますが。
古墳の上から神社を見降ろし、風に当たっていると時間を忘れるようです。
でも、「こんなところで、油売ってないで、会場にもどったらどうです?」と、姫様が言っているので帰ります。

写真(上より)
方墳部石室
円墳部石室(与三郎稲荷神社に組み込まれている)
上に登った
円墳部より(手前が、与三郎稲荷神社、斜め奥が天御中主神社)

2011年09月17日

酒の民俗文化博物館(一関市)

市中心部にほど近い蔵元「世嬉の一酒造」の中にあります(会場からだと、徒歩5分位)。
酒造工場は移転し、ここにはありませんが、元の酒蔵(登録有形文化財)を改装して、この博物館、販売所、レストラン等の営業をしています。

さて、博物館は、元の仕込み蔵を使っています。
入口付近の一室は、「文学の蔵」という文学館になっていて、地元にゆかりの作家の資料が展示してあります。
島崎藤村から井上ひさし、ラノベの作家さんもあったような気が・・・。
販売所の蔵は、映画館として使っていた時期があり、井上ひさしがもぎりをしていたそうです。
まあ、私としては、光瀬龍にのみ反応。

で、本体は、酒造りと米作りに関する展示。
周辺文化には触れないんで、「民俗文化」と言うのは、大仰過ぎる感じがします。
うーん、この辺の知識は既にあるからなあ。
杜氏の部屋に祭祀にかかわる品が、並べてあったのが興味を引く程度。
あと、酒のホーロー看板が有ったんですが、値段がついてる。売り物?

でも、蔵の中の感じは好き。
入館料も蔵の維持保存料的な名目だったんで良しとしよう。

と、蔵の中をひとりで見ていた数分間は良かったものの、途中で入ってきた団体が、まあ、うるさい。レストランで飲んだ後でしょうか?
早々に退散。

http://www.sekinoichi.co.jp/kuramoto/

2011年08月25日

磯間岩陰遺跡(田辺市)

DSCF0363t.jpg
田辺湾最深部にある遺跡。
古墳時代の8基の石室に人骨、副葬品が発掘され、奈良〜鎌倉時代にかけての火葬跡も発見されている。
この地域は、海食岩陰が多いようで、他にもこのような場所が散在しているみたい。

http://bunka.nii.ac.jp/SearchDetail.do?heritageId=163451

海岸線を通る道に遺跡への案内表示があった。
誘われる様に狭い路地に入っていく。
あの民家の裏に崖が見える。
あれ?
路地が突きあたる。
道が分からない。

DSCF0354t.jpg
丁度、近辺の街灯の点検をしていたおじさんが、途方に暮れる私に声を懸けてくれた。
「遺跡に行くんならここだよ」と指示された先は、民家の間にあるフェンス状の扉。
確かに、「磯間岩陰遺跡」と書かれている。
分かるかこんなもの。
入って良いのか?扉に鍵はないんで、おじさんに礼を言いつつ入ってみる。
数メートル歩くと、小さな広場状となり、遺跡の説明板が有った。
そして、見上げれば、岩の天蓋が。
特に立入禁止の表示も無いので、奥まで入れる。
みごとな「岩陰」遺跡。

DSCF0358t.jpg
石室の有ったであろう辺りに立ち、ちょっと感慨に耽っていると、背後でガサガサ音がする。
若干ビビり気味に振り向くと、先ほど道を教えてくれたおじさんが、様子を見に来て、「普段、地元の人間は、こんなところに関心を持たなくてね。」と、少しここに興味を持った様だった。

まあ、良いことだろうな。
しかし、行政もここに多少は興味を持った方が良いかと。
場としての保存状態がなあ(民家の間なんで権利関係大変そうだが)。
ちょっと、離れた所から全体を見渡したい。

って、ここ崖崩れとか大丈夫なのか?

南方熊楠顕彰館(田辺市)

南方熊楠の住居の隣に建つ、大きくはないが、新しくきれいな資料館(建物自体のスタイルも良い)。
ここ自体は無料ですが(太っ腹)、隣の熊楠邸を見るためには料金がかかります。

1Fの左手の展示は、熊楠の生涯から業績を纏めてあります。
簡潔かつ適切に纏めてあり、良く分かります(まあ、知ってるから必要ないが)。
ホログラフで作られた熊楠の思想を表した曼荼羅はちょっと面白かった。

右手は資料室。
大きな窓から中の様子が覗けます。
大きな古いキャラメルの箱(!)が展示して有ります。
かの有名な箱と同じ時期のものなんだろうな。

奥は、企画展。
私の行った時は、渡米中の熊楠の足跡をたどるもの。
実際の書簡や標本も多数展示されてました。

2Fは、熊楠関連図書や複製資料。

隣の熊楠邸は、庭の散策(広いわけではないが)と住居を周囲から見る様になってます(入れない)。
まあ、5分もあれば事足りるんで、特に見なくても。
見るなら、夏場が良いですかね。
古い日本住宅なんで、開け放たれた時の感じが良いです。

http://www.minakata.org/

田辺市立歴史民俗資料館(田辺市)

DSCF0619t.jpg2階建てのそう大きくない資料館(各階ともワンフロア)。2Fから回るようです。
2Fは、縄文〜古墳時代まで。
フロア中心には、110cmの銅鐸が置かれています。
状態がよいなあ。
ぐるりと全周を見て、厚さや細部をゆっくり確認。
なんか満足。
いくつかの展示が今回は、貸し出し中だったのが残念。

1Fは、奈良〜近世、近代まで。
こちらのフロア中心には、三栖廃寺(奈良時代)の瓦窯跡から出土した鴟尾瓦が展示されています。

外に、立戸岩陰遺跡で発掘された奈良時代の製塩炉が展示(移築?複製?)してあるので見落とさない様に。

サクッと見れば10分かからない展示量なんですがね・・・。

http://www.city.tanabe.lg.jp/bunshin/shiryoukan/index.html

2011年08月11日

秋田犬博物室(大館市)

DSCF0332t.jpg社団法人「秋田犬保存会」のビルの1フロアを使い、秋田犬関連の資料を展示しています。
博物「室」というだけあって、それほど大きくはありません。
入室後、正面には「古代狩猟パノラマ」として、槍をもった猟師と秋田犬が、両腕を挙げた熊に対峙しています。
うーん、1970年代な感じの「パノラマ」的「ジオラマ」。
ちょっと、猟師の衣装に違和感がありますが。
あと、部屋の中盤に、それよりも大きい「老犬神社物語パノラマ」があります。
右隅に巻き物を咥えて走る秋田犬。
左手には、まさに首を切られる罪人(飼い主)が・・・。間に合うのか?ドキドキ。
大きなジオラマですが、秋田犬の走っている姿は、かなり小さい。
斬新・・・。いや、ジオラマ自体は古臭いけど。
ジオラマ関係では、囲炉裏端でくつろぐ老夫婦と熊の毛皮の上に座る白い秋田犬が実物大で作られていました。
なんか微笑まししい。
展示品には、犬の造形物や掛け軸も集めて有りましたが、これは流す程度で良いかも。
漢代(メモ無くしたんで、多分その位だったと思う)の狛犬が目を引く程度か。

奥には、秋田犬保存会名誉章犬の歴代の写真がズラリ。
まあ、この辺は好きな人には、たまらないのかも。
ケース内には、秋田犬の毛皮も(はっ、この犬名は歴代写真の中にいたはず)。

DSCF0333t.jpgビル1Fには、実際の秋田犬が2匹いました(名前メモるの忘れてたorz)。
最初、両方ともゴロ寝してましたが、白いヤツは、近づくとすぐに気付いて半身に。
茶色は、こちらを全く気にせず。
でも可愛いなあ。

2011年07月20日

釧路市立博物館(釧路市)

春採湖(良い名前だねえ)の湖畔に建つ博物館。
周囲を見て回るのも季節によっては楽しそう。

博物館自体は、なかなか魅力的デザインで、かなり興味を引かれました。
中の階段配置とかも、素敵。
http://www.city.kushiro.hokkaido.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1141274577994&SiteID=0

エントランスには、マンモスの全身骨格(レプリカだけど)が展示されています。
興味が無いので横眼で見ながら、中へ。
入場料はこのクラスの公立博物館にしては割高・・・。
料金表見て、ちょっと「えっ」と思った。

さて、展示の構成は、地質から入って、動植物、遺跡類から近世・近代の生活・・・と、オーソドックス。
そのあと、アイヌ系の展示(北海道だしね)と、丹頂鶴の生活をジオラマ化した展示となるんで、この辺が特徴かな。

動物では、キタサンショウウオの展示が興味深い。サンショウウオって言っても色々なんだなあ。
他の山椒魚と比較できてよくわかった。
考える前にちょこまか動きそうな小形で細身の山椒魚でした。戦争もしなさそう。

他の鳥獣の剥製も並べるだけじゃなくて、見せ方を考えていて、面白い。
ここだけでも飽きない感じ。

あと、魚類の展示も同じクラスの博物館と比較すれば、力を入れてる感じがしました。
サケ・マスは元より、タラ、ホッケとか日ごろ全体像を見ない魚も見られた。

「なまもの」としての展示は無いんで、その辺がちょっとあれば、なお良いか。

2Fの歴史・民俗系は、それほどでも・・・。
ただ、本物の霧笛の展示は迫力あり。

アイヌの展示は、数十本の捧酒箆が並べて有るのが圧巻かな。
色々な意匠ががあって飽きない。
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/board_of_edu/lifelong_learning/museum/collection/minzoku/12.html
(市立函館博物館の説明ですが)

まあ、私的には元が取れたかな。

隣(建物的には1つ)は、釧路市埋蔵文化財調査センターで、一部展示もあるようですが、時間的にパス。
また、そのうち。

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HPに書いてあった企画
観察会「化石カキ礁と巨大津波跡を巡る観察会」
集合:博物館
場所:パシクル湖畔

・・・中央アジア?


2011年03月17日

20110307 金沢能楽美術館(金沢市)

MROホールから近いんだよ。
金沢21世紀美術館も近いんだけど、人が一杯いたんでパス。

いつものごとく、こちらへ。
今回は、『金沢能楽美術館コレクション展』第2期「新収品を中心に」(〜04/10)。
前回来た時と違って、今回はまあまあ。
新収品と、それを使う演目にかかわる物を数点、それに月岡耕漁『能楽図絵』の該当ページを開いて展示してあります(6〜7演目分)。
新収品よりも、月岡耕漁の絵に目が行くのですが・・・。
『右近』の花見車に乗る女の図が、きりっとしていていいなあ。見惚れる。
『猩々』も迫力のある絵なのと、ページの隅が捲られたように描かれ、そこから本物の猩々が覗いているようになってる。おもしろい。
正面のケースでは、毎回1演目に関わる品を集めて展示しているのですが、今回は『羽衣』。
紅地に桜花の装束がいいなあ。
まあ、衣装としてだけ見るなら、地の色がもっと淡いほうが好きですが、舞台となると、こっちの方が映えるからなあ。

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別のところで手に入れた公演のチラシ(この段階では終わっていた)。
ワキがドラクロワ・・・・。
まあ、シテはショパンなんですけど。
あらすじだけ読むと能になってるよ。