2012年02月18日

20120205 買った本(1冊)

1.『絵馬を あるき よむ』(松本三喜夫,岩田書院,2012)[-]

 古い絵馬(江戸から戦前)を見て、そこから伺える信仰・時代を考察した本。
 扱っている絵馬数はそれほど多くなく、一つの絵馬のテーマごとに、章を起こしている(十章)。
 いずれも、今はもう、見ることのできない主題の絵馬で、第一章は、「難船図」の絵馬。
 目次で目を引いたのが、第四章の「牛鬼の絵馬のこと」。
 ああ、愛媛ならではだなあ。表紙にもこの絵馬が載っているのだが、たちの悪いムーミン風。
 面白い。
 あとは、紙絵馬(版木で刷られた紙の絵馬)の分布や成立に至る背景も興味深い。
 「間引き」の絵馬(ここで載っているのは天井絵の間引き図)もすごいなあ。
 莚に子供を挟み、上から女が押している。女の顔の先に鏡が描かれ、その中に映るのは鬼の顔。
 間引きの習慣を戒めるものらしい。
 
 もっと、実際の絵馬を載せてほしい気もするが、なかなかの労作でした。
 
 奥付けに「第1刷 800部」と書かれているのが泣ける。
posted by Oz at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 手に入れた本
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/54041806

この記事へのトラックバック