2011年05月21日

大阪市で買った本(1冊)

『大阪春秋 平成23年春号 通巻142号』(新風書房,2011)[大阪府]

A4版の雑誌。久し振りに買った。
今回の特集は「すみよし〜住吉大社1800年」。
表紙は住吉大社の反橋の写真。

まず、難点から、カラーは表紙のみで、写真として見せる物もこれだけ(あとは、記事の参考としてのモノクロ図版)。
まあ、写真を見せる雑誌ではないので、しょうがないかね。

記事的には、特集に先立ち、戦前の建築資料を復刻している出版社の社長さんと、府立大教授の対談(出版社も教授も名前だけは聞いたことがある)。
社長さんの出版業界に入った経緯から話し始め、最近の出版物まで話しています。
まあ、小さな出版社はみんなそうでしょうが、同人的・・・。
復刻本も大変なようで「昔なら、初版200セットを刷りましたが、いまはせいぜい70セット」
その分お高い値段設定の様です(図書館が主要顧客なんでしょう)。
残念ながら、建築は疎いので、本の内容や価値はいまいち分からないのですが、なかなか面白い記事でした。
「大阪は「おもろさ」と「真面目さ」と「元気さ」が同居しているところだと思いんです。」
「少々高くても、質さえよければ必ず売れると信じてます。・・・出版業界全体は、なんだか悲観的になっていますが、私はあくまで楽観的です。」

で、住吉大社の特集。
最初の、宮司さんによる「御鎮座1800年の歴史」は、まあ、触りの記事として。
(タイトルに難ありだな。歴史と言うよりは「歴史の重み」について語ってるように思う。ほぼ、奈良朝までの話だし)。
その次の石灯篭についての記事は、数多い石灯篭から主要な物を分かりやすく解説していて、良いな。こんど参拝した時の参考にしよう。
次は、平安から江戸までの動向を宮司・津守氏を中心に概観した論文。面白い。
住吉祭の沿革についての論文も興味深い。まだ、見たことはないんだが、そのうち(まあ、行かないな)。
フナダマ信仰の論文も面白い。
住吉新地(花街)と神事の関わりを書いた記事も、神事のほか、今は亡き花街の事件・風景も合わせて書かれている。
参詣鉄道(南海電鉄の前史的素描として)の事を押さえた記事もあるぞ。
私の行ったことの無い、堺の宿院頓宮の写真では、杵を肩に担いですくっと立つ兎像(鎮座が兎年兎月兎日なんで)が写っていて、可愛い(今度、見に行こう)。
雑誌なんで軽めの記事かな、と甘く見ていたら結構読ませるところがありました。

付録は、夕刊大阪新聞が付録として昭和13年に作った住吉区の地図の復刻。
これは、関心ないなと思っていると裏面は主要工場等を紹介する当時の広告。
侮れない。
posted by Oz at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 手に入れた本
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